山本一力「まねき通り十二景」を読んだ。
- 作者: 山本一力
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2009/12/18
- メディア: 単行本
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まねき通りと呼ばれる場所に、
住んでいたり店を構えている人たちの、
それぞれの人生を描いている。
題名通り十二の短編からなるが、
みんなあまりにいい人ばかりなので、
その点若干出来すぎの感もある。
それでも昔の日本人の立派な価値観が感じられるし、
特に子供が絡んだ話には、
涙を誘うものが多い。
読み心地のいい小説であった。