萩原浩「オイアウエ漂流記」を読んだ。
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/08/22
- メディア: 単行本
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「ロビンソン・クルーソー」に始まり、
- 作者: ダニエルデフォー,Daniel Defoe,増田義郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/10/23
- メディア: 文庫
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- 作者: ジュール・ヴェルヌ,波多野完治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1951/11/20
- メディア: 文庫
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異なるのは現代の日本人が主人公にした、
大人向けの小説であることだ。
現代日本人であるだけに、
極限状態での人間そのものが、
そのギャップと共にリアルに感じられる。
実際ここまで極端でなくても、
辺境地域への旅行などでも、
そうした人間の本質が問われる例は、
私の身近にもいくつか聞いたことがある。
この作品では食べるため生きるために、
人間がしなければならないことが、
詳細かつリアルに描かれる。
小説の終わり方も安直でなくていい。
ちょっと口直しになった小説であった。