修正

少し前から、
中国語の授業において、
心がけるようになったことがある。
発音・声調の矯正に関して、
妥協しない気持ちを持つということである。
以前からもともとあった姿勢なのだが、
「生徒さんもあまり修正されると嫌だろう。」
とか、
「そんなに必死にならなくてもいいんじゃないか。」
といった気持ちが頭をもたげ、
いわゆる「なあなあ」な姿勢に陥りがちだったのである。
しかし、
生徒さんがある程度のレベルまで来ると、
やはり発音・声調の不徹底が、
聞き取りその他の成長において、
大きく足を引っ張る状況が顕著になってきたのである。
ここは敢えて心を鬼にして、
矯正に妥協しないで徹底を図っていきたいと思っている。
その結果、
生徒さんが自分の成長を自覚できる日が、
早晩訪れるであろうと確信しているのである。