白日夢

笹本稜平「白日夢」を読んだ。

白日夢 素行調査官2

白日夢 素行調査官2

以前に読んだ「素行調査官」のパート2である。
http://d.hatena.ne.jp/tanglou/20121224
素行調査官 (光文社文庫)

素行調査官 (光文社文庫)

読んだのが偶然にも、
去年のほぼ同じ時期だった。
読み始めると、
いろいろ思い出してくる。
仕事に行き詰まった探偵が、
学生時代の同級生に誘われて警官になる。
同僚のベテラン刑事や元同僚の探偵とチームを組み、
警察と暴力団の癒着に関わる事件を追及していく。
潜入捜査官の自殺から始まる話だが、
このシリーズは、
かなり細かく捜査の過程や会話が描かれるのが特徴的だ。
そして前向きで明るいのもいい。
こうした警察ものは基本的に事件が解決して終わるが、
後味の悪いものもある。
若干最後の急展開はあるが、
この作品は後味が悪くなかったのでホッとした。