臭豆腐

先週、
専門学校の年内の授業は全て終わった。
金曜日の授業終了後、
中国人留学生のある学生が、
「先生、これ食べますか?」
と持ってきてくれたものが「臭豆腐」だった。
中国語圏に関心のある人なら、
一度は聞いたことがあるのがこの臭豆腐である。
しかし、
長年この世界にいる私も、
現物を見たり食べたりするのは初めてだった。
銀色のパックに入ったそれを、
こわごわ手にとって食べてみた。
「あれは臭いはきついが、おいしい。」
という意見を聞いたことがある。
だが、今回の私の場合、
臭いのために味も何もわからなかった。
他の中国人学生も「絶対無理!」というような、
相当強烈な臭いに圧倒される。
例えはたいへん悪いが、
排泄物に近い刺激臭であった。
よほどのことがない限り、
私に次回試食の機会は訪れないと思う。