落語

昨日ブログを書いているとき、
自分が初めて落語を聞いたのはいつだったか、思いだした。
小学生の時、
テレビで6代目三遊亭円生の「掛取万歳」を見たのが最初だった。
年末の借金取りを追い返すために、
借金取りの好きな芸で対抗するのが面白くて、
いっぺんで落語が好きになった。
その後、父が落語名人選のようなレコードを買った。
それに収録されていた、
5代目古今亭志ん生、5代目柳家小さんなどを聞いた。
特に、古今亭志ん生は何ともおかしくて大好きだった。
ここまで聞いたのは、
すべて東京の落語である。
その後、笑福亭仁鶴の「青菜」を聞き、
上方落語もすごく気に入ったので、
自分でLPレコードを買った。
B面に入っていた「くっしゃみ講釈」も気に入った。
さらにその後数年して、
桂枝雀のファンになり、
テレビで枝雀の落語があると見るようになった。
当時「枝雀寄席」という番組があって、
それもほぼ欠かさず見ていた。
また、古今亭志ん生は「火焔太鼓」が十八番だったと聞き、
聞きたいものだと思っていたが、
息子の古今亭志ん朝の「火焔太鼓」をテレビで見て、
何ともいえない感動を覚えたこともある。
今の仕事をやり出してから、
生徒さんに誘われて落語を見に行くようになり、
初めて生の落語に接することが出来た。
現在気に入っている落語家さんは、
桂文三という人で、
またこの人の落語を聞きに行きたいと思っている。