外丹功

私の教室で太極拳を練習する際、
まず最初に外丹功を練習する。
外丹功とは、
身体をほぐし気を練る気功である。
先日の練習中、ある生徒さんが、
「外丹功をネットで調べると、
私達とは違うものが出てくる」
と言われた。
実は、
外丹功と言えば2種類ある。
1つは台湾のものである。
台湾をはじめ東南アジアで普及していて、
張志通という通臂拳の達人が作ったもので、
私もかなり以前に、
台湾人の先生が行う講習会に、
2回参加したことがある。
身体が振動させるのが特徴で、
動きも独特で面白いが効果がある。
ネットで調べると、
ほとんどこの台湾版が出てくる。
一方、私が教室でやっているのは、
中国大陸の張宇という先生が作ったもので、
以前このブログで紹介した鵜沼弘樹さんから、
私が学んだものである。
http://d.hatena.ne.jp/tanglou/20080217
こちらは、前半は身体をほぐし、
後半で球体をイメージして気を練るのである。
現在ではこちらはあまり見なくなったが、
効果はあるし、
ひととおり行うと身体がゆるんで、
気が流れやすく充実感があるのだ。