七帝柔道記

増田俊也「七帝柔道記」を読んだ。

七帝柔道記

七帝柔道記

続きが気になって、
本が手放せないほど面白かった。
東大や京大など七つの旧帝国大学柔道部が、
今も行っている寝技中心の団体戦が七帝である。
それに勝つために、
大学生活をすべて柔道に打ち込む、
北海道大学柔道部の物語である。
少し前に読んだ、
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったか」
と同じ作家が書いた自伝的作品である。
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

私にはとても真似できない過酷な修行と、
柔道部内外の濃い人間関係が描かれ、
笑えたり泣けたりするし、
主人公たちが成長していく姿は感動的である。
私自身、柔道にそれほど強い関心はないが、
柔道に興味のない人にも十分面白さが伝わると思う。