今野敏「殺人ライセンス」を読んだ。
- 作者: 今野敏
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2002/05
- メディア: 単行本
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完全殺人シュミレーションのゲームがあり、
そのターゲットと同じ名前の被害者が出る、
という事件が起こる。
リストラされた元会社員の探偵が、
パソコン好きな娘の同級生や、
学生時代の自分の同級生だった刑事とともに、
事件を解決に導くという話である。
いつもながら、
今野敏の小説は読みやすく面白い。
そして現代社会に対して一家言ある。
ネット社会の問題点や家族内の問題、
リストラや親子関係についても言及する。
そしてその内容は、
世代もあるだろうが、
いちいち納得できるものばかりである。