空海の風景

司馬遼太郎空海の風景」を読んだ。

空海の風景〈上〉 (中公文庫)

空海の風景〈上〉 (中公文庫)

太極拳の生徒さんから勧められたのだ。
家内の両親はもともと四国出身の真言宗信者で、
うちの両親も空海ファンであった。
でありながら、
私はあまり空海について詳しくない。
で、この作品を読んだ感じで言うと、
超人的な人格者の僧侶というより、
現世的なことも含めて異常に頭のいい、
それでいて野心家の空海であった。
小説の形をとってはいるが、
司馬遼太郎が資料から作り上げたイメージを、
かなり複線的な情報も交えて書かれた解説書と言える。