大会体験(5)

大会当日、
午前中は少しでも足の痛みを癒すべく、
大人しく休んでいることにした。
そして11時頃、家を出た。
家内、次男と共に駅を出て淀川沿いまで歩く。
道すがらスポーツウェアを着た人たちとすれ違う。
午前中から行われていた、
フルやハーフマラソンの参加者の人たちだろう。
みんなスリムな体型で、
普段から走り込んでいる感じがみなぎっている。
河原の高いところまで来て驚いた。
何という人の多さだろう。
多くのテントがあり、
カラフルなランニングウェアがあちこちに見られる。

受付に行くと、紙で出来たゼッケンなどを渡される。
ゼッケンには小型のチップが入っている。
ボランティアスタッフと思しき人たちには高校生が多い。
炊き出しコーナーがあって、
見てみると走り終えた人向けに、
豚汁、おにぎり、お汁粉などが振る舞われていた。
ランナーだけに1つずつもらえるので、
腹が減ったという次男のために取ってきた。
しばらくしてから、私はスタート位置まで行った。
A、B、C、Dの4つに分かれている。
自己申告タイムが速い人からの順だ。
私の自己申告タイムは10キロ2時間だったので、
Dグループであった。
約5ヶ月のトレーニングで、
だいたい1時間程度で走れるようになっていたが、
申告した時期はそのレベルだったので仕方がない。
ゲストの高橋尚子さんの話があって、
いよいよスタートした。