大会体験(4)

大会前日、
祝日なので1日ゆっくり休み、
少しでもふくらはぎの痛みをやわらげることにした。
この日、長男は友達と出かけることにしていた。
受験生ではあるが、
ここのところ彼にとってハードな日程が続いたので、
たまには遊びに出るのも良しとしたのだ。
朝から出かけて夕方5時に帰る予定であった。
ところが夕方6時を過ぎても帰らない。
いつもは帰宅時間を守る長男なので、
家内が心配し始めた。
仕方なく私が自転車で探しに行くことになった。
暗い中、ライトの点かない自転車で、
長男たちが行った方向に行ってみる。
しばらく走って行ったが、見つからない。
すると家内から電話があり、
長男から公衆電話の連絡があって、
だいたいの位置と遅れた理由を告げてきたという。
途中ではぐれてしまった友達を捜していたらしい。
ただ、お金がなくなったのか、
公衆電話が途中で切れてしまったという。
そこでそちらへ自転車を走らせたが、
やはり見つからず、自分も道に迷いそうになってしまった。
そこへまた家内から電話があって、
長男が帰ってきたという。
違う道を通って、行き違いになったようだ。
ほっとして帰宅したが、
10数キロ自転車で走ったことになり、
またしても足を疲れさせてしまった。