達人の身近な話(1)

ネットや本などで、
中国武術に関する記事を読むことがある。
たまたま読んだ本やサイトで、
有名な達人の思わぬ話を知ることが出来ることもある。
例えば、陳発科という陳式太極拳の達人がいた。
この人が北京に来て太極拳を教えることになった。
当時北京で呉式太極拳を教える劉慕三という人がおり、
この人が弟子を連れて陳発科の所に見学に来た。
演武を見て、劉は陳の実力のすばらしさに感服し、
自分自身が陳に弟子入りすることにした。
もともとの劉の弟子たちも入門することにしたが、
授業料が1ヶ月に大洋銀2元と高かったので、
弟子たちが尻込みしていると劉が、
「これは価値の高い拳法だから、
長く練習するとその価値がわかるだろう。」
と言って10数人の弟子に、
陳への弟子入りを勧めたという。
大洋銀が現在の価値でどのくらいなのか、
私にはわからないが、
陳発科は太極拳を教えることで生計を立てていたので、
結構な金額だったのだろう。
中国語で記事を読めると、
ちょっとした面白い話を知ることが出来て楽しい。