偉大なるしゅららぼん

やっと「偉大なるしゅららぼん」を読めた。

偉大なる、しゅららぼん

偉大なる、しゅららぼん

万城目作品ならではの世界であるが、
鴨川ホルモー」に比べるとお笑い的要素は少ない。
ちょっとしたファンタジー冒険物という感じである。
私が知らないだけかもしれないが、
琵琶湖をテーマにした作品は少ないのではないか。
この作品を読んでいると、
小さい頃から毎年のように泳ぎに行った琵琶湖が、
まるで底知れぬエネルギーに満ちた異空間のように思える。
やはり関西を舞台にした作品を読めて満足したが、
登場人物が関西弁を使わないのはどうしてだろう?