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昨日、大相撲夏場所の千秋楽をテレビで見ていた。
37歳の旭天鵬が初優勝を遂げた。
ここ数年、私も相撲を見るようになっていたが、
実は旭天鵬について少し注目していた。
相撲の技術うんぬんについてではなく、
インタビューを受けたときのコメントについてであった。
何というか自然なのである。
把瑠都もそうだが、素直にその時の自分の気持ちを述べている。
基本的に相撲界では、
あまり喜びなどの感情を露わにせず、
しゃべらないようしなければならないらしい。
また強さを売る世界でもあるから、
自分の精神的な弱さをさらけ出すこともない。
そんな中で素直に自然に自分を出す旭天鵬は、
ちょっと異質な存在であり、注目していたのだ。
相撲を始めて20年で初優勝した旭天鵬は泣いていた。
後輩たちも泣いているのを見て、
後輩にも慕われている存在なのだなあと思った。
飾らない人柄が表れている気がして、
見ているこちらも胸が熱くなる感じがしたことであった。