虐殺器官

SFが好きな生徒さんに勧められて、
虐殺器官」を読んだ。

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

この作者は若くして亡くなった人であるが、
この作品を読んでいて、
大変な才能を持った人だったのだと思った。
近未来の世界で、アメリカ人が主人公で、
読んでいて日本人作家が書いたと思えない小説である。
主人公の内面描写も秀逸だし、
何より虐殺を起こす手段の着想が奇想天外である。
あまりSFは読まない私だが、
のめり込んで読んでしまった。