黄檗文化展

先日、生徒さんから展覧会の招待券をいただいた。
隠元禅師と黄檗文化の魅力」である。
昨日の最終日にやっと行くことが出来た。
大阪難波高島屋で行われていた。
隠元禅師は中国福建省から渡来した禅僧で、
インゲン豆を持ってきた人としても有名である。
かつて私の中国語教室では、
宇治の萬福寺へ遠足に行ったものだった。
http://www.osakachubun.com/uji.html
今回の展覧会で最も印象的だったのは、
韋駄天像を始めとする仏像群であった。
そんなに間近に仏像を見ることがなかったせいかもしれないが、
やはり中国色が強く、人とほぼ同じ背丈であり、
その表情が大変リアルなために、
まるで仏像が生きているような感じであった。
特に韋駄天は、目の前に立って顔を見ると、
まるで視線が合ったかのようで、
思わずはっとして目をそらしてしまうほどだった。
また、虎を押さえるという羅漢の像の前にいる虎は、
まるで伏せた猫のようでたいへん可愛かった。
他にも仏像は何とも言えない独特の雰囲気を持っていて、
こんなに印象深い展覧を見たのは久しぶりであった。
仕事の合間の時間に行ったせいもあって、
少々気が急いていたが、
また機会があれば十分時間をとって見てみたい展覧であった。