早速昨日「梟の城」の原作を読み終えた。
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1965/05/04
- メディア: 文庫
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やはり映画とは少し違う。
映画はビジュアル的にきれいだし、見やすいのだが、
やはり分量的に端折らなければならず、
どうしても薄くなりがちである。
原作は、登場人物の心理描写がかなり細かく、
またそれぞれが複雑に描かれている。
ある生徒さんが、
「司馬遼太郎作品は横道にそれやすくて、
それがまた長いので読んでいてしんどくなる」
と言われていたが、
この作品はそういうことがほとんどなく読みやすい。
こうした傾向の作品をまだいくつか読みたくなる
面白い作品であった。