日本武術(6)

かなり心配したものの、
今回の不調は大したことがないのがわかった。
しかしながらすぐまた練習に戻らせてもらう気になれなかった。
筋肉に力を込めたり、気合いを入れたりすることが、
血圧を上げ、頭をふらふらさせるような感じがしたからである。
そこで、最初はあまり乗り気ではなかった八光流柔術
習わせてもらうことにした。
八光流柔術は、ほとんど力を込めることなく、
技を使う技術だからだ。
始めてみると、これがかなり難しく、
またかなり面白い武術であることがわかった。