太極拳その後(6)

見学させてもらった
八極拳研究会大阪支部の稽古場所は、
体育館の前の細長い場所だった。
30代男性が3人練習していて、
そのうちの1人はDVDで演武をしている人だった。
その人が指導者で、早速練習を見せていただいたが、
見てすぐ練習している人たちの姿勢の正確さや安定度がわかった。
実際に練習に参加してみたらと言われ、
参加して技をかけてもらってさらに驚いた。
身体に触れて初めてわかったが、
指導者の人の身体は何かがギッシリ詰まっているようで、
大変密度が高い感じでバネが入っているように弾力があった。
そして技は重くて速い。
あっという間に重心を浮かされ、
地面に転がされてしまった。
見学だったのに、
次々と姿勢の要領や技の核心部分を惜しげもなく教えてくださった。
そのレベルの高さに驚き、
翌週から練習に参加させていただくことにした。