黒の狩人

また生徒さんが本を貸してくださった。
大沢在昌の「黒の狩人」である。

黒の狩人(上) (幻冬舎文庫)

黒の狩人(上) (幻冬舎文庫)

名前を聞いたことはあったが、
この人の作品を読むのは初めてである。
中国マフィアと日本のヤクザ、
さらには日中のスパイや人権運動活動家など、
様々な人間が絡み合う刑事ものである。
主人公の暴力団担当の佐江という刑事がよい。
捜査に協力する毛という中国人も魅力的である。
話は込み入っているので、
結構複雑で読むのが大変なこともあるが、
大変面白く、ついつい続きが気になって読んでしまう。
これはシリーズものらしいので、
これを機に他の作品も読んでみようと思う。