月曜クラスの生徒さんのお１人は、
５０代の男性である。
私も５０を目前にしている身だからわかるのだが、
この年齢では、
新しいことを理解して覚えるというのは大変だ。
この生徒さんに昨日見せてもらったのが、
単語帳である。
正確に言えば、単語帳というより単語カードの綴りである。
私もかつて学生時代に作ったことのある、
あの単語カードを金属の輪で綴っているものだ。
中国語ソフトのないこの生徒さんは、
ピンインと声調をローマ字と数字で入力印字している。
裏に意味を書いて覚えているわけである。
こういうところを見ると、
社会人に教えることの意義を感じる。
当たり前かもしれないが、
学ぶことの意義がわかっていない専門学校生とはやはり違う。
生徒さんの地道な努力の跡を見て、
私も勇気づけられた思いである。
