ながら修行

先日中学に通う長男の三者面談があった。
家内が出席したが、
ひとつ学習面での問題点があった。
ノートがちゃんと書けていないのだ。
長男は不器用なところがあり、
先生の話を聞きながら板書をノートに書き写すということができない。
聞いている時はただ聞く。
書いている時はただ書く、のである。
ある意味集中していてよいのだが、
先生が話している間はノートが書けないので、
結局ノートに空欄ができるようになる。
そこで、家での宿題などで単語を書く練習など、
単純作業のものについてはテレビを見ながらやってもいいことにした。
まだ2日目であるが、少し効率が良くなってきた。
自分の学生時代を振り返ると、
ラジオを聴きながらの学習などは楽しいものだったが、
「ながら学習」はよくないと言われ続けてきたのだ。
その私が、自分の息子に「ながら学習」を練習させようとは、
まったく思いもしなかったことである。