心霊づきあい

私が怪談好きであることは、
このブログでは再三書いた。
そして先日、「心霊づきあい」という本を買った。

心霊づきあい (MF文庫ダ・ヴィンチ)

心霊づきあい (MF文庫ダ・ヴィンチ)

大概の本は図書館で借りて読む私だが、
加門七海の本を買うのはこれが2冊目である。
買うというのは、
手元に置いておいてまた繰り返して読みたいと思うことである。
加門七海が心霊関係の人たちにインタビューするこの本も、
私はまた繰り返して読みたいと思ったわけである。
子供がかつて「怪談レストラン」ではまり、
怪談レストラン(1)幽霊屋敷レストラン

怪談レストラン(1)幽霊屋敷レストラン

私も童話をよく読んだ松谷みよ子という大家など、
様々な人が出てきて怖い体験談もたくさん載っている。
私が特に怖くて興味深く感じたのは、
「日本の怨霊」という本を書いた大森亮尚という人のインタビューであるが、
日本の怨霊

日本の怨霊

この本を手元に置きたいと思った理由となったのは、
最後に出てくる稲川淳二のインタビューである。
これは、私が稲川淳二の怪談が好きだというだけではない。
もちろん怪談も書かれているが、
息子さんのことを書いたわずかな箇所に、
涙が出そうになるほど感動したからである。
私の教室の生徒さんの中には、
怖い話は嫌いだという人も多いので、
強力に勧めはしないが、これはよい本であった。