変調

昨日の朝、5時に目が覚めた。
腹痛で目が覚めたのだ。
右腹部の内部がねじれるように痛い。
位置的に肝臓だろうと思った。
前から肝臓がよくない感じがしていたのである。
小一時間ほど痛みに耐え、
何度もトイレに行ったりしているうちに
徐々に痛みが和らいできたが、
その日1日ぐったりしていた。
そんなこんなで翌日の専門学校を休ませてもらい、
病院に行くことにした。
もう15年くらいになる専門学校講師生活で、
授業を休講にしたのは初めてのことである。
朝一番に病院に行き、
すべての検査を終えて診察結果が出たのは昼過ぎであった。
結局、軽い膵炎だとのことで、
飲食面に注意する以外には特に心配ないとのことであった。
ほっとするとともに、少々拍子抜けした思いがあった。
病院の問診票には、
「癌など難治の病気の場合、知らせてほしいですか?」
と書かれており、少し覚悟してマルを記入したのだ。
ともかく、仕事の性質上、病気入院などできないし、
もちろん家族のためにもまだまだ死ぬわけにはいかないのだ。
拍子抜けなどというとバチが当たる。
無事であったことを素直に喜ぶべきであろう。