混在

昨日、専門学校1校の通常授業が終わった。
あとは学年末試験を待つだけである。
そのうち2年生の1クラスは、
日本在住中国人家庭の子供ばかりのクラスだった。
この2年というもの、本当に手こずらされた。
みんな性格はいいのだが、
学習する姿勢や学習意欲がまったくないのだ。
そんなクラスの大変な授業も終わったわけだが、
そのうちの1人が正月に中国に帰ったときの話をしてくれた。
帰国した際に中国人としてのアイデンティティを刺激されたり、
友人たちが集まってくれたりして中国の良さを改めて感じたのだそうだ。
一方日本ですでに中国より長い年月である十数年を暮らし、
友達もたくさんいる日本に帰ってくると、
「帰ってきてホッとした」気持ちにもなるそうだ。
やはり彼らの中には日本人と中国人の混在する
複雑な感情が存在するようである。