世間話

昨日は祝日で、
特に差し迫ってするべき事もなかったので、
のんびり過ごすことが出来た。
そこで、母から頼まれていた垣根の剪定をした。
普段気付かないが、見てみると葉がかなり伸びている。
朝9時過ぎから、
家の前の道を通る人に気兼ねしながら剪定していた。
通行している人たちの中で、
お年寄りは何か声をかけてくる。
そこでこちらも剪定しながら何度か世間話をした。
実は、私は若い頃この世間話が苦手であった。
大して重要でもなくとりとめのない会話というのが、
時間の無駄に思えたし、
何を話していいかわからなかったのである。
ところが年をとるにつれて世間話ができるようになってきた。
それが人間関係においてかなり重要な潤滑油であることが、
徐々に理解できるようになってきたためである。
昨日の通行人のおじいさんの中には、
孫の写真を見せる人までおり、
それなりに世間話ができる自分であることが確認できたのであった。