メガネかけたい?

昨日の生徒さんの話。
先日「だっこ点眼」の話をしてくださった、
眼科医院にお勤めの生徒さんである。
「だっこ点眼」は子供の心因性疾患に対する対処法であるが、
一方で子供が嘘をついて症状を訴えることもあるそうだ。
その中で面白いのは、小学校低学年の生徒が、
どういうわけかメガネをかけたくてよく見えないと訴え、
眼科医院に来ることがあるらしい。
目がよく見えないという子供に対して検査を行ってみると、
明らかに子供が嘘をついているのがわかるそうだ。
そこで、「このメガネをかけるとよく見えるよ。」と言って
全く度の入っていないメガネをかけさせてみると、
果たして子供は「よく見える」といい、
視力検査の結果がよくなるのだそうだ。
そこで結局医師が話をして、
子供がメガネをかけたいがために嘘をついているのが判明するのだ。
「だっこ点眼」の症状に比べ、こちらは何となくほほえましい。