山の怪談

テレビの夏の怪談番組で、山にまつわる怪談話を聞いた。
それが面白くて印象が強かった。
先日仕事帰りに書店に立ち寄ると、
まさにその山の怪談を書いた本が売られていた。

山に関する短く怖い話が26編収められている。
私自身はこの夏久しぶりに子供と軽い登山をしたが、
普段は山とほとんど縁がない。
したがって登山用語はよくわからない。
この怪談にも様々な登山用語が出てくるが、たいへん面白い。
一晩で読み終わってしまったぐらいだ。
「笑う登山者」や「ザクロ」という話は、
その不気味な存在にぞっとさせられる。
一方、「追悼山行」のようにホロリとさせられるものもある。
登山が趣味という生徒さんもおられるので、
お勧めしてみようかと思っている。