山登り(3)

途中に何度も休憩を入れて、
ようやく頂上にたどり着いた時には、
達成感というよりは安堵感が大きかった。
粗末な展望台のある頂上からは、
大阪の街が広く見渡せた。

しばらく休憩してから、
登ってきた道とは異なるルートで山を下りた。
するとずっと短時間で楽に下りることが出来た。
それにしてもこの山の麓はやたらと神社が多い。
お寺もいくつかあるし、お地蔵さんもあちこちにあった。
いわゆる霊山なのだろうか?
途中前に立つだけで、
中に入りたくないような恐い雰囲気の神社も2つほどあった。
最初に来た四条畷神社に着いたときには、
家を出るときから3時間程度経っていた。
全身汗だくでジュースを飲みつつ
家に帰り着いた我々はぐったりしてしまった。
息子は少々頭が痛いと言って昼寝をしたし、
私も休憩したものの、
頭痛や吐き気に悩まされる羽目になった。
しかし、息子は「楽しかった」と言っていたし、
よい思い出になったことは間違いない。