妖怪

昨日から1泊で神戸の家内の実家に行っていた。
我が家の夏の恒例行事である。
昨日は実家に着くとしばらくしてから、
兵庫県立美術館に行った。
水木しげる妖怪図鑑」と題する原画展があったのだ。
うちでは上の息子が見たいと言いだし、
家内もそれに賛成した。
上の息子はもともと妖怪などが好きである。
家内は美術系短大を出ていて、
日本画を描いていたので、
原画を見てみたいという希望を持っていた。
もちろんNHKの朝ドラの影響もある。
いざ原画展に行ってみると、
やはりドラマの影響もあって多くの人が来ていた。
家内と上の息子はじっくり1つ1つ見ていた。
妖怪に興味のない下の息子はさっさと出口に急いだ。
それについて私もじっくり見るようなことはほとんどなく、
出口を出てしまった。
私が妖怪に興味がないわけではない。
むしろ普通の人よりやや詳しいほどだ。
大学時代、何を思ったか
水木しげる妖怪文庫」という本を買った。

さらに当時古本屋にしかなかった「墓場鬼太郎
を買ったものだった。逆に言えば、詳しいものだから、
私にとっては新鮮味が薄く、
次男と適当に見るだけで充分満足だったとも言える。
長男と家内は満足気であったし、
たいへんな暑さの中、ジュースを飲みつつ
家族で帰途に就いたのであった。