クラスの人数

4月に新学期が始まって1ヶ月が過ぎた。
専門学校の仕事で、
日本人学生に中国語を教える方は、
徐々に基礎が出来つつある。
一方、選択科目の中国語授業も始まった。
こちらは他の専攻を学ぶ学生が、
選択科目として中国語を学ぶのだが、
1クラスの人数が何と38人である!
これは語学習得を考えると、
まったく不適当であると言わざるを得ない。
生徒は基本的には真面目にやっているが、
1人1人の発音をチェックすることなど出来ないし、
真面目と言っても、専攻ではないのだから、
勉強にあまり時間やエネルギーを割くわけにもいかない。
内容はいきおい薄いものにならざるを得ない。
私としては、あまり望まない形の授業である。
中国語専攻の方は、1クラス10名前後である。
私の考えでは、やはり初めて学ぶ語学は、
1クラス2,3人から8人ぐらいまでが、
おそらく最適なのではないかと思っている。
とはいえ、私もプロだから、
38人のクラスでも、
それなりに内容ある授業にしていかねばならないし、
工夫することで、自分の枠を広げ、
能力を高めることが出来るかも知れない。
いずれにせよ、今ある状況で取り組むだけだ。