以前書いたように、
弟が朱川湊人作品を書店で見かけると
すぐ買っているという話を聞き、
私も立て続きに3冊買って読み終えた。
先日の「太陽の村」、
- 作者: 朱川湊人
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/01/28
- メディア: 単行本
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- 作者: 朱川湊人
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/12/17
- メディア: 単行本
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「銀河の口笛」である。
- 作者: 朱川湊人
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/03/05
- メディア: 単行本
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友だちだから誉めているのではない。
朱川氏らしい作品である。
昭和37年生まれの我々が、
小学生時代の日常生活の中で出会う事件を
不思議な同級生をからめて描く、
ノスタルジーしみじみものである。
優しさと静かな感動を与えてくれる。
またさらに、
様々な個所にちりばめられているディテールが、
懐かしい小学生時代を思い出させてくれる。
特に今回は「スパイ手帳」が印象深い。
当時熱狂的になったグッズであった。
今回これら3作品を読み、
朱川湊人は新境地を開いたと感じた。
泣けるホラーばかりではない懐の深さを
見せてくれた気がする。
そしてそのいずれもが、
しっかりと朱川氏らしい特徴が表れていた。
どれも多くの人に読んでいただきたい作品である。