先日、日経新聞に朱川湊人氏の文が載っていると
メールで教えてくれた弟は、
かつて自身も会ったことがある、
兄の友人が作家となったと知ってから、
書店で朱川作品を見つける都度
彼の本を買っているということであった。
このことは母から聞かされて初めて知った。
それを聞いて、
私自身はあまり書店で朱川作品を探すことを
していなかったことを恥じ、
早速仕事の合間に買ったのがこれだ。
- 作者: 朱川湊人
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/01/28
- メディア: 単行本
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と書いてあったので驚いたが、
早速読んでみた。
確かにこれまでの作品とは大きく異なる。
しかし、おもしろ可笑しい話だけでなく、
良くできたストーリーだと思えた。
不気味な話や泣けるホラーも、
もちろん彼の持ち味であるが、
この作品は、ある意味素のままの彼が出ていると思う。
新機軸でありながらも、
朱川湊人らしい作品である。