占い(2)

占いそのものの信憑性については、
私はある程度信じている。
というのは、
以前ちょっとした経験があったからだ。
厳密には私自身ではなく、
母と母の姉の経験なのだが。
母の姉が大変信頼しているという占い師が、
京都のある神社の近くで、
不定期に店を開いていた。
何か相談事があると、
母や母の姉はそこに行っていた。
特に、いわゆる失せ物などではすごかった。
母の姉は無くしたと思っていた貴金属を、
占い師の指示通りに探してみると見つかったし、
遠く茨城県の父の実家のタンスの裏に、
お札が貼ってあることまで指摘したからだ。
とはいえ、100%というわけでもなく、
外れた事例についても知っているので、
全面的な信頼にならなかったのも、
逆によかったかもしれない。
この占い師は当時すでに高齢の女性だったので、
現在はもう亡くなられている。
ともかく、私は占いについて、
ある程度信じるし、役に立つ部分があると思っている。