先日、死に関することについて書いた。
父の死に直面したとき、
この間書いた小林正観さんの著書も大いに役立ったが、
もう1つこうした面でとても助けられた本がある。
それは、エリザベス・キューブラー・ロスという、
もう亡くなられたスイス出身の女性精神科医の著書である。
そんなにたくさん読んだわけではないが、
「死ぬ瞬間」という本が有名である。
- 作者: エリザベスキューブラー・ロス,Elisabeth K¨ubler‐Ross,鈴木晶
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2001/01/01
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「ライフ・レッスン」という本も良かった。
- 作者: エリザベス・キューブラー・ロス,デヴィッド・ケスラー
- 出版社/メーカー: 角川書店
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如何にして死を受け入れるようになるか、
またそのために如何に生きていくべきかを、
豊富で感動的な事例を引用して、語っている。
人それぞれ生きることや死ぬことについて、
考えをもっていることだろう。
しかし、こうした本は常に死に直面して考え、
経験してきた人が書いており、
この本に書かれている考え方を
知っているのと知らないのでは大きく違うと思う。
普段さほど死について実感で考えられない
私のような人間からするとたいへん示唆に富んでおり、
大いに助けられたものである。