魔の4年生

うちの下の子供は小学4年生である。
隣のクラスは学級崩壊を起こしている。
そのため、支援の先生が入ったり、
親が交替でクラスに入ったりもしていて、
大変な状況である。
うちの子供がいるクラスも崩壊はしていないが、
授業開始のベルが鳴っても教室に入らない子や、
授業中騒いだり、他の子にちょっかい出す子など、
問題を起こす子もいる。
そうした子の中には、
1年生の時はとても優しくていい子だったのが、
荒れた子になってしまった場合もある。
その子の場合、親の離婚など、
子供にとってかなりつらい境遇が影響しているようだ。
4年生になると自我が芽生えて、先生に反抗したりして、
「魔の4年生」と呼ばれているらしい。
親は、もちろん最良の選択として離婚したのであろう。
学級崩壊には、先生の力量という要因もあるかもしれないが、
今の先生の勤務状況が過酷であり、
簡単に先生に責任を押しつけられないことは私も知っている。
1人の先生あたりのクラスの人数や人件費の問題など、
硬直した規則が足かせになっているのは大きいと思う。
政権が変わって、様々な変化が起きようとしているが、
教育関連の担当者には、
現場の状況を深刻に受け止めてほしいと思う。