歩く

昨日書いた生徒さんの結婚式の帰り、
会場から天満橋まで歩いた。
最初は他の生徒さん達と一緒だったが、
途中から1人になった。
少し酒も入っているし、夜に涼しい風が吹く中、
ライトアップされた大阪城を横目に見て歩いていると、
何とも言えない心地よさを感じる。
もともと私は歩くのが苦にならない。
今まで何度も海外に旅行に行ったが、
美味しいものを食べたり、観光地を見ることより、
実は最も好きなのが1人で街を歩くことだ。
何となしに歩いてその街の雰囲気を味わうのが、
何よりよいのだ。
そしてその時は、仮に誰かといても誰とも話さず、
1人でその雰囲気に浸る。
最初に北京旅行に行ったときも、
仲間と外へ出かけ、
まだ発展していなかった夜の北京の街を
寒い風に吹かれながら歩いていると、
全身の毛が総毛立つような恍惚感を覚えたものだ。