民間信仰

昨日の授業で、「迷信」という言葉が出てきた。
そのことがきっかけで一つ思い出した。
中国は共産国になってから、
占いや宗教を禁じたり緩和したりを繰り返してきた。
明代に始まった民間信仰の一つに、
「功過格」というのがある。
善行を行うとプラス何点、
悪いことをしてしまってマイナス何点、
と言う具合に、1日の自分の行いの点数を出す。
そうして善行を行うよう心がけて、
徳を積んだ結果、幸運が訪れるという。
この話は、本で読んで知っていただけだが、
ある時、たまたま私と同い年の中国人の先生に、
「功過格って知ってます?」と聞くと、
「実はうちのおばあさんがやっていたのを見たことがある。」
と教えてくれた。
何と明代に始まったものが、まだ行われていたのだ!
台湾や香港では、まだ面白いものが残っているかも知れない。