真剣

専門学校の授業の話。
日本人学生や中国大陸留学生対象の授業の場合、
「もっとやる気があればいいのに。」と、
思うことがしばしばである。
ところが、
今年の台湾人留学生上級クラスは気合いが入っている。
通常の翻訳授業の場合、
授業が始まるとプリントを渡し、
1人1文ずつあてて訳し、それを黒板に書いてもらう。
それを私が添削していくのである。
ところが、今年はこのやり方に異論が出た。
事前にプリントをもらって、
各自が全文を訳し、それに基づいて、
それぞれ訳し方を検討したいというのである。
正直驚いた。
これまでこんな意欲的な学生には、
あまり出会わなかったからである。
こちらも真剣にやらなければならないが、
楽しいし、やりがいもある。