詩人

昨日書いたが、
おくりびと」の原作となった本を、
電車の中で仕事の行き帰りに読んでいる。
まだ読み終わっていないが、
単純に納棺のことを書いた本ではない。
日常で死を目の当たりにする人だけに、
哲学的宗教的なことにも多くのページが割いてある。
著者は詩人でもある人だが、
詩人とは、生死の光を見たがために、
感受性が鋭く優しいが、
現実社会で悲しい人生を歩む人が多い、
というようなことが書いてある。
もとより私は詩人ではないので、よくわからないが、
その定義は何となく共感できるように思う。
今まで詩人という人種が存在することが、
あまり信じられないというか、わからなかったが、
この本を読んでいて、腑に落ちた気がする。