あめちゃん

今日の大阪は夕方から雨が降った。
仕事を終えての帰り道は、
小雨に加えて寒さが厳しくなり、少々手が凍えるほどだった。
突然、鞄の中にのど飴がゼロになっていたことに気付き、
家に近づいていたのを慌ててスーパーへ引き返した。
私のような喋るのが仕事だと、のど飴がないのは辛いのだ。
喉を守るだけが目的ではない。
仕事を終えて駅で電車を待つ間に、
のど飴を口に入れると何かホッとするのだ。
大阪のおばちゃんは飴のことを、
「あめちゃん」と「ちゃん付け」で呼ぶ。
さらに常に飴を携帯常備しているという。
確かめたわけではないので、真偽のほどは定かではない。
ちなみに関係ないことだが、
京都人は、大便のことを「うんこさん」と「さん付け」で呼ぶ。
ともあれ、私は大阪のおっさんなのだが、
やはり私にとっても「あめちゃん」は、
必ず携帯常備すべきものなのだ。