私が主宰する中国語教室で、
ここしばらく初級から中級レベルで入学される方が多いのだが、
そういう方達の授業を通じて思うことがある。
うちの教室の役割についてである。
すなわちそれは、地力をつけるということであると思う。
「発音や声調を修正して集中的にトレーニングする。」
「文法を順を追って確実に習得していく。」
「単語や言い回しを、正しい発音で覚えられるよう、
復習しつつ増やしていく。」
うちでは、こうしたことを意識して授業を組み立てている。
反復や復習が少ない学習だと、刺激を受けるだけで、
飲み込みの早い人や記憶力のいい人など、
特に語学的才能に恵まれた人だけが伸びていけるようだ。
専門学校だと、毎日の授業で多くの知識を学び、
また復習していくことで、おおむね基礎を作ることが出来る。
うちのような社会人対象の週一回授業だと、やはり様々な制約がある。
しかし、その中でやれるだけのことをやっていく。
反復や復習を多くすることで、重要な学習事項を認識してもらい、
それを毎週の学習および自宅での復習を
深いものにしていけると思っている。
