アヴェンジャー

フレデリック・フォーサイスのことで、
話が盛り上がった生徒さんが、
わりと新しい彼の作品を貸してくださったので、早速読んだ。
「アヴェンジャー」という題名で、
一言で言えば、
残虐非道をはたらいて逃亡したテロリストを、
依頼を受けて暗殺する物語である。
相変わらず詳細なディテールによるリアルさと、
次々と予想を裏切る展開に、
電車に乗るとすぐ本を開くほど、焦って読んでしまった。
「アヴェンジャー」とは「復讐者」という意味らしい。

アヴェンジャー〈上〉 (角川文庫)

アヴェンジャー〈上〉 (角川文庫)

私が知らないだけで、
他にも面白い作品はいくらでもあると思うが、
この人の作品は、独特で期待を裏切らないのがすごいと思う。