AとB

通訳案内士の資格試験というのがあり、
語学だけでなく、地理・歴史・一般常識の試験でも、
合格しないと資格取得が出来ない。
中国人留学生の中でも最近受験者が増えている。
で、その対策授業として地理・一般常識を担当することになった。
その授業の休み時間に、ある生徒が、
「本屋で地理の参考書を見ていて、
高校生向けの参考書で、地理A・地理Bというのがありましたが、
AとBはどう違うんですか?」
と聞いてきた。
私の時代には、そんな区別はなかった。
歴史にもAとBがあるらしい。
講師室で、他の先生に聞いてみたら、
商業科の学生はA、普通科の学生はBを選択するのだそうだ。
いつの間にかいろいろな変化があることを知らされた思いだった。