太極拳の練習

今日はいつもどおり、午前中は太極拳の練習だった。
通常の練習は、まず参加者みんなで輪になり、
内功を練ることから始める。
最近は、良い季節になってきた。
練習中は、そよ風が時折顔にあたり、
公園で遊ぶ子供の歓声が遠くで聞こえる。
しばらく内功を練っているうちに、
意識が静かになり、
陶酔してしまいそうな心地よさに包まれる。
内功が終わると、套路の練習を始める。
内功で得た身体の充実感や心地よさを失わないように
動き始めると、それもまた何とも言えない気持ちよさである。
身体はもちろんある程度疲れるのだが、
良い感じの疲れである。
その後、推手という対人練習を行う。
相手に対して、強引に対抗するような気持ちを捨てて、
お互いの攻撃を、充実感を保ちながら、
柔らかく受け流すようにする。
相手がガチガチだと、こちらもしんどくなるが、
今のメンバーはある程度キャリアがあるので、
あまり疲れないバランスの崩し合いゲームとなる。
練習が終わると、少し雑談などして、
三々五々帰宅の途につく。
毎週日曜午前に出てくるのが少々億劫になることもあるが、
練習自体は有意義で楽しい。