先日の上級クラスの授業で使用した、
聞き取りの教材の内容がラジオドラマに関することだった。
それで思い出したのが、「黒後家蜘蛛の会」だった。
いつごろか思い出せないが、かなり昔のことだ。
たまたま聞いていたラジオドラマがあまりに面白くてはまってしまった。
毎月、あるレストランで会合が行われる。
参加メンバーはいつも同じで、友人同士である。
職業は、画家や教師や学者など様々で、
毎回ゲストが呼ばれ、そのゲストにいろいろ話を聞きながら、
レストランの食事を楽しむという会である。
来るゲストはいつも何かしら悩みや事件を抱えている。
結局、そのメンバーがそれぞれ知恵を出し合い、
問題を解決しようとするが、うまくいかない。
ところが、そのレストランには年老いた給仕、ヘンリーがいる。
このヘンリーが給仕をしながら、話を聞いていて、
最後に快刀乱麻を断つごとく、解決してしまうシリーズである。
このラジオドラマがあまりに面白かったので、
原作の本まで買ってしまったぐらいである。
- 作者: アイザック・アシモフ,池央耿
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1976/12/24
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 58回
- この商品を含むブログ (103件) を見る
ラジオドラマをまだやっているかどうか知らないが、
結構味があるものだし、
場合によっては少し世界を広げてくれるものでさえあると思う。