見舞い

体調は万全ではないものの、午前中は太極拳の練習に行き、
午後から入院中の父親の見舞いに行った。
ICUと一般病室をなんどか行き来した父だが、
とりあえずまた一般病室に戻れた。
そこで、2人の子供を連れて家内と見舞いに行くことができた。
ICUの場合は面会時間が限定され、子供は入れないことになっている。
肺炎のため、父は呼吸が十分出来ないので、
喉の下の方に穴を開けて、管を通して呼吸を行っている。
また、入れ歯を取っていて、歯の抜けた状態で寝ていた。
病室に入るやいなや、そういう状況を目にした下の子は、
「おじいさん、死んだ!」と叫んだ。
父は目を開けて笑い、我々も笑った。
容体がもっと深刻ならば、笑うこともできなかったろうが、
心配がかなり薄らいだ現在であれば、笑うことも出来る。
上の子はこわごわ見ていたが、
子供達にとってショッキングな光景も、
やはり見ておくのがいいと思っている。
まだ退院まで時間がかかりそうなので、
今後も見舞いに行くことになりそうだ。