緊張

今日は久しぶりに面接を受けた。
その結果、4月から
もう一つ専門学校の仕事をさせていただけることになった。
私はこれまでいろいろな職業経験があるので、
面接を受けた数も多い。
年齢も重ねているので、面の皮も厚くなり、
緊張することなどないだろうと思っていたが、
あにはからんや、やはり緊張した。
その時は話に集中しているのでわからないのだが、
後で肩が凝っているのに気づき、
やはり緊張していたのだなと思う。
私の場合、集中したり緊張したりすると、
無意識のうちに右肩が上がり、上体がねじれる。
若い頃は何でもなかったが、
最近は凝りとなるのが辛くなってきた。
帰宅して太極拳をすると、
身体の中でお湯が流れるように凝りが溶けていく。
こんなふうに自分の身体のゆがみや
長い間にできてしまった身体の癖がわかるようになったのは、
太極拳をやるようになってからである。
太極拳では「放鬆」といって、身体のリラックスを重視する。
凝り固まったところは、気が流れていないとする。
何年もやっていると、よく気が流れるようになるので、
逆に気が流れにくいところがわかるようになる。
そういうことを日々意識して動くので、
長年自分がどんな身体の使い方をしていたかわかる。
以前私が太極拳を教えた方は、
肩が固まっていたが、本人はそれさえ自覚できていなかった。
太極拳の練習というのは、長い時間がかかるが、
様々な気づきを与えてくれるので、
面白くてやめられなくなるのである。