読書

鎮め物

昨日書いたマンガというのは、 鯛夢「鎮め物」である。ある設計士の忌録 鎮め物 (HONKOWAコミックス)作者:鯛夢朝日新聞出版Amazonこれは「ある設計士の忌録」という、 シリーズの3巻目なのだ。ある設計士の忌録 (HONKOWAコミックス)作者:鯛夢朝日新聞出版Ama…

吐気草

神沼三平太「吐気草」を読んだ。実話怪談 吐気草 (竹書房怪談文庫)作者:神沼三平太竹書房Amazon実話怪談集である。 著者が色々な人から、 取材して集めた話を集めたものだ。 全体的に救いのない話が多い。 この本を買ったのには、 実は目的があった。 私の好…

朱川記事

昨日仕事から帰宅すると、 家内が日経新聞の記事を教えてくれた。 うちは日経新聞をとっているが、 昨日の夕刊に、 友人の作家朱川湊人氏のコメントが、 掲載されていたのだ。 朱川氏は大学時代の親友である。 tanglou.hatenablog.com 記事の内容は映画「シ…

小説読んでない

以前は、 よくこのブログに、 読んだ小説の感想を書いていた。 しかしここ最近、 小説を読むこと自体が、 ほぼ無くなっている。 本を読んでいないのではなく、 武術関係の本などは読んでいる。 通勤の行き帰りも、 電車内では眠るか、 スマホを見ているかで…

電子図書館

昨日たまたま、 地元の図書館のHPを見ていて、 電子図書館の存在に気づいた。 何となく存在だけは知っていたが、 恐らく蔵書数も少ないだろう、 と気にかけなかった。 ところが昨日見ていると、 案外数があったので検索すると、 興味を唆られる怪談本があっ…

物欲に踊る

アマゾンを始め、 色々ネットで物を買うようになった。 一旦買うと、 注文履歴から次々と、 「こんなのもありますよ」 と関連商品を勧めてくる。 最初の頃はそれに踊らされて、 次々と買ったりした。 そのうち「これはいかん」と思い、 アプリをアンインスト…

宗棍

今野敏「宗棍」を読んだ。 宗棍 作者:今野 敏 集英社 Amazon 琉球空手の始祖的存在とも言える達人であり、 「武士松村」と呼ばれたらしい。 実際の歴史上の史実についてはよく知らないが、 この小説を読むと、 中国武術をもとにした手を学んだようだ。 その…

久しぶりの図書館

先日、 久しぶりに図書館に行った。 少し前から、 アマゾンで古本を何冊も買い、 それを読むのに時間がかかり、 図書館で本を借りることはなかったのだ。 次男の暇つぶしとして行ったので、 また現在読んでいる本があったので、 結局その時は本を借りなかっ…

煮あずき(1)

メニエールは、 医療気功と太極拳のおかげでほぼ無くなった。 しかし投げられたり受け身を取る武術は、 怖くてやれないしやりたくない、 ということで空手もやめた。 私がやっていた空手は投げ技もあったのだ。 しかし還暦になろうとする私には、 健康上の問…

BSで

少し前に、 東野圭吾の「新参者」を始めとする、 刑事加賀恭一郎シリーズを読んだことを書いた。 tanglou.hatenablog.com これをドラマ化していたのを知っていたので、 またテレビでやらないかなと思っていた。 すると先日、 BSで再放送しているのを知った。…

食傷気味

知らない人は全く知らないのだが、 世はまさに怪談ブームである。 このことは前にも書いた。 tanglou.hatenablog.com また私はもともと怪談好きである。 怪談を載せた本や漫画、 テレビ番組や映画など気になるものは何でも見る。 tanglou.hatenablog.com 稲…

線引き

先日アマゾンで本を注文した。 もはや絶版となっている本で、 中古本が2冊残っているだけだった。 1冊は1000円以下だったが。 もう1冊は6000円近くした。 当然1000円以下のものを注文したが、 そちらには但し書きがあった。 すなわち「本に線が引いてある」…

祈りの幕が下りる時

東野圭吾「祈りの幕が下りる時」を読んだ。 祈りの幕が下りる時 (講談社文庫) 作者:東野 圭吾 講談社 Amazon これも数年前に映画で見ていた。 祈りの幕が下りる時 DVD 通常版 阿部寛 Amazon 加賀恭一郎シリーズ最後の作品である。 感動的ではあるが、 悲しく…

麒麟の翼

東野圭吾「麒麟の翼」を読んだ。 麒麟の翼 (講談社文庫) 作者:東野 圭吾 講談社 Amazon もともとこの作品は映画で見ていた。 映画「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」【TBSオンデマンド】 阿部寛 Amazon かなり前だったので、 ほとんど内容を忘れていたが、 読んで…

新参者をまた読む

東野圭吾「新参者」を読んだ。 新参者 (講談社文庫) 作者:東野 圭吾 講談社 Amazon これを読むのは2回めだ。 tanglou.hatenablog.com ただ今回は、 加賀恭一郎シリーズを順番に読んでいるので、 また読んでみたのだ。 1つの事件を巡って9篇の短編小説が並…

赤い指

東野圭吾「赤い指」を読んだ。 赤い指 (講談社文庫) 作者:東野 圭吾 講談社 Amazon 加賀恭一郎シリーズである。 少女殺人事件とそれに関係する家族の問題。 主人公の家族親族問題も語られる。 時代を反映している内容が盛り込まれ、 気が重くなると同時に、 …

嘘をもうひとつだけ

東野圭吾「嘘をもうひとつだけ」を読んだ。 嘘をもうひとつだけ (講談社文庫) 作者:東野 圭吾 講談社 Amazon 刑事加賀恭一郎シリーズの6作目である。 これまでとは違って、 5つの短編から成っている。 いずれも普通の家庭の中で起こった殺人事件を、 加賀恭…

私が彼を殺した

東野圭吾「私が彼を殺した」を読んだ。 私が彼を殺した (講談社文庫) 作者:東野 圭吾 講談社 Amazon このところ続けて読んでいる刑事加賀恭一郎シリーズ。 これも前作同様、 最後に犯人が誰か明かされない。 カプセルに入った錠剤の毒薬による、 小説家が結…

悪意

東野圭吾「悪意」を読んだ。 悪意 (講談社文庫) 作者:東野 圭吾 講談社 Amazon 刑事加賀恭一郎シリーズ。 流行作家の殺人事件に、 主人公のかつての同僚が絡む。 登場人物の手記をもとに話が進む形で、 物語が語られる。 その虚実織り交ぜた内容に、 最初は…

どちらが彼女を殺した

東野圭吾「どちらが彼女を殺した」を読んだ。 どちらかが彼女を殺した (講談社文庫) 作者:東野 圭吾 講談社 Amazon 三角関係のもつれで起こった殺人事件。 自殺に見せかけた犯人に対し、 殺された女性の兄が警察官で、 復讐として個人的に捜査を行う。 もち…

眠りの森

東野圭吾「眠りの森」を読んだ。 眠りの森 (講談社文庫) 作者:東野 圭吾 講談社 Amazon 刑事加賀恭一郎シリーズの2作目である。 既に刑事となっている主人公が、 バレエ団で起きた殺人事件を追う話である。 ドラマ化もされたようだ。 "新参者"加賀恭一郎「眠…

二度読み

緊急事態が明けて、 市の図書館が開館になり、 先日次男とともに久しぶりに図書館に行った。 そこで本を探していて、 ふとある本を手に取り借りた。 家に帰って読んでみると、 何と以前に読んだことのある本だった。 それは、今野敏「武士マチムラ」であった…

卒業-雪月花殺人ゲーム

東野圭吾「卒業」を読んだ。 卒業 (講談社文庫) 作者:東野 圭吾 発売日: 1989/05/08 メディア: 文庫 加賀恭一郎シリーズの最初の作品である。 主人公がまだ大学生という設定で、 高校時代からの仲間が死ぬことから始まる。 密室殺人と茶会のゲームでの毒殺と…

怖い間取り2

約1年前に1の方を読んだ。 その続編である。 知らない人は全く知らないが、 実はネット上ではかなりの怪談ブームである。 著者の松原タニシは、 訳あり物件住みます芸人として、 作品が映画化されている。 また怪談師という人がとても増えている。 怪談はだ…

プロ作家の力量

少し前に、 図書館で怪談ものの本を3冊借りた。 知らない人は全く関知しないと思うが、 今怪談好きの間では大変な怪談ブームである。 怪談師と呼ばれる人たちが続々と出てきて、 youtubeで怪談を語っている。 そうした影響を受けてか怪談の本も次々出ている…

合間の時間

専門学校の授業のことで。 現在対面授業と在外学生に対するZOOM参加、 そしてメール対応をやっている。 そうした例年とは異なる体制のため、 色々と授業時間調整があり、 私は月曜日に限り、 午前中に1コマ、 午後14:50から1コマという時間割になり、 午前…

フォルモサ書院

3月末に終了する中国語教室閉鎖に伴い、 色々教室を片付けている。 かなり片付いてきたが、 今は本を片付けているところである。 基本的には家に持ち帰り、 家に置いておくか捨てるかするつもりだった。 ところが太極拳の生徒さんが、 教室からさほど遠くな…

カササギ殺人事件

アンソニー・ホロヴィッツ「カササギ殺人事件」を読んだ。 カササギ殺人事件 上 (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 発売日: 2018/09/28 メディア: Kindle版 次男との散歩で書店に行ったとき、 書店員のオススメとして紹介されていて、 読んでみ…

ナミヤ雑貨店の奇蹟

東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を読んだ。 ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫) 作者:東野 圭吾 発売日: 2020/04/24 メディア: Kindle版 名前には聞き覚えはあったが、 今回初めて読んだ。 雑貨店の主人が始めた手紙を通しての悩み相談が、 時代を越えていくつも…

着物憑き

加門七海「着物憑き」を読んだ。 着物憑き 作者:加門 七海 発売日: 2019/11/26 メディア: 単行本 怪談はさほど多くない。 着物や付随する身につけるものに関する情報量がすごい。 言葉の意味すら知らないものがたくさん出てくる。 生徒さんたちに聞いてみる…